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トルコ旅行記 その2


噂で聞いてた「ハヤト」、本当にあった!
地元で売ってる普通のミネラルウォーター。
500mlで大体25万トルコリラ(約20円)

トルコ語で「ハヤト」とは「生きる」という意味だとか。
100へー(by トリビアの泉

イルハン&サッカー トルコリーグ

今回のトルコ旅行を語る上で、イルハンは欠かせない。


イルハン・マンシズ
トルコのクラブ、ベシクタシュに在籍。
その活躍から去年のW杯直前に代表入り。
そして本番ではセネガル戦での値千金のゴールデンゴール、韓国戦でも2得点と爆発。
一気に人気選手に。
特に日本ではその容姿からベッカムと並び、OL及びゲイの方から大人気。
しまいにはイルハンツアーなんてものや、「イルハン ディナーショー」までできる始末。
ちなみに、イルハン最近婚約しました。


この日本での偏った人気っぷりをトルコ人も知ってるらしく、
本当に、本当に、何度この旅行で日本人だというだけで、トルコ人から

「イルハン・マンシズ?」←どうよ、って感じで

「イルハン・マンシズ?」←ニヤニヤ笑って

「イルハン・マンシズ?」←好奇心いっぱいに

「イルハン・マンシズ!?」←怒りながら

と言われつづけた事か!!

 

最初に聞かれたのはトプカプ宮殿にいた小学生達。
やっぱ子供にとって東洋人は珍しい存在らしく(日本でトルコ人も珍しいといえば珍しい…かな?)
子供の集団と目が合ったので、

「メルハバ(こんにちは)!」

と言った、次の瞬間

30人ぐらいに囲まれてた。

そして名前を聞かれ(しかも英語、ほとんどのトルコ小学生はこれとハローだけ知ってた)、
日本人?と聞かれたので「そうだよ」と答えたら

「イルハン・マンシズ?」←好奇心いっぱいに

なるほどなるほど、子供も知ってるんだね。
他のトルコのサッカー選手の名前を言ったり、クラブチームを言うと小学生のテンションがアッパーに。
みんな好きなんだねー。
それ見て飽きれてる学校の先生(笑)
好きなクラブチームで男子と女子が揉めたりしてて、日本とあまり変わらないな、と肌で実感。


それで、イルハンも確かにハンサムだけどイルハンの所属チーム、ベシクタシュのユニフォームが
 
こんな感じでかなりかっこよい

海外にいくとその国のクラブチーム・ユニフォームを買うことにしている自分はトルコ土産もかね、
イスタンブールにあるベシクタシュ・オフィシャルショップに行く。

ベシクタシュには自分好みの選手がいる。
ルーマニアの選手で、その名もパンク(PANCU)!
セックスでピストル
な名前!反体制な感じがしてとてもよい。

というわけでパンクの背番号9を入れて買おうとしたら、日本人だと気付いた店員が

「イルハン・マンシズ?」←どうよ、って感じで

と、言ってきたので
「ちげーよ、パンクだよ、パンク」
といったらちょっと意外な選手名に驚いてた。
そのやりとりを見て、後ろに並んでいたトルコ人兄ちゃんが
「お前はイルハンが嫌いなのか?」
と聞かれたので
「いや、嫌いじゃないけど、いまはパンクのユニフォームが欲しいんだ」
と言い、
「イルハンは特に日本の女性に大人気なんだ」
と注釈をつけておいた。

 

とはいえ、ベシクタシュのファンだったりする自分。
GKのオスカル・コルドバも濃い選手で好きだなー(以前はボカでプレーしてたコロンビア代表)

今回の日程ではどうしてもベシクタシュの試合を見ることができず(残念!) 、トルコの強豪ガラタサライ
試合を見に行く事に。

ガラタサライはトルコリーグ(スーペル・リーガ)最多優勝数を誇る歴史あるチームで、2000年度のUEFA杯
優勝の強豪チームである(2002年度は小野が所属するフェイエノールトが優勝している)
俺の大好きなルーマニアのハジが現役最後に所属したチームとしても知られている。


また、2002年W杯、日本対トルコの試合で決勝点を決めた、ユミト・ダワラの所属チーム。
…と説明してもいまいち顔がわからない人のために。

 


はい。

←髪型が「つ」

そう、「つ」です。

一応補足しておくと、実はかなりハンサムでトルコではモデルやってます。
それに前はACミランにいたぐらい実力ある選手ですので。

ね、結構かっこいいでしょ!?

そしてもう一つ有名なのが、トルコのサポーター。
イングランドのフーリガンに世界で対抗できるサポーターはトルコのサポーター、といわれてるぐらい
かなり危険らしい。

なので、実はベシクタシュ好きだけど、ガラタサライのサポーターマフラーを買ってスタジアムへ(笑)
マジで何されるかわかんねーなー、というのはトルコ人のサッカー好きから感じていたので用心用心。
サッカー場の周りが治安悪いのは各国共通なので、貴重品などはあえて持っていかず。

ホームのアリ・サミ・イェン・スタドゥにはバスが渋滞に巻き込まれたため前半開始から25分程たってから到着。
降りてから走ってきたけど、すでにスタジアムのチケットは売り切れに…。
ただでさえイライラしてるところにダフ屋が定価の3倍ぐらいふっかけてきやがった。

むかついてたので日本語で
「ふざけんな、たけーんだよ、まけろよ!」
と言ったら、一番安いゴール裏の席をあっけなく定価で売るという話に。
前半終わりかけだから安くしろ、といいたかったけど時間が惜しいので商談成立。
ガラタサライ側の席だということを確認して、1000万トルコリラ(約720円)でチケットを買う。

が、

チケットはトルコ語で書かれているので何がなんだかサッパリわからない。
入場口すらわからない。
間違って相手サポーターの席にいったら最悪だなー、と思って近くのトルコ人に聞く。

「このチケットの入場口はどこか教えてくれない?」


って聞いてるのに、

「イルハン・マンシズ?」←ニヤニヤ笑って

と言われ、
「イルハンはこの試合にはでねーぞ」
と中学生に言われたので
「知ってるよ!」
と返す。

まーこの中学生ぐらいの年のやつらが俺に興味津々。
ガラタサライ見に来る東洋人が珍しいから?そんなはずは無いと思うけど…。
事あるごとに話し掛けてくる。
結局、彼らはいわゆるゲートクラッシャー(柵や列を乗り越えてタダで見る人達のこと)らしい。

あっちこっちから「イルハン・マンシズ?」「イルハン・マンシズ?」と言われる。
しかも俺以上に英語が全くできないから、最初は英語とトルコ語で答えてたけど面倒になってきて
その後ずーっと日本語で返事。

でもその中学生のおかげで入場口にたどり着く。
さっそく列に並んで警官のボディチェックを受ける。

警官:「日本人か?」
俺:「そうだ」


俺の顔をじっとみるポリポリ(ポリスの愛称)。
まさかこのデンジャー地帯でパスポート見せろ、とか言われないかちょっとドキドキしてたら

警官:「イルハンはこの試合に出ないぞ」

お前もか!
俺はガラタサライの試合を見に来たの!

続いて持ち物検査。婦警さんだった。
もちろん危険物の持ち込みも無く、滞りなく終わるかと思ったら婦警が俺に向かって

婦警:「イルハンはこのチームじゃないわよ」

あぁ、あなたもか!
俺は「つ」が見たいの!


みんな笑ってる。
俺のリアクションを見て、からかってるのは分かってるんだけどつい反論してしまう…。

そして入場口のチケット引換所。
スタッフが誘導してる。そこでもやはり

スタッフ:「イル…」
俺:「知ってるっつの!!イルハンはベシクタシュ、ここはガラタサライ!分かってるから、ほっとけ!
(←日本語)


しつこいので全部言い終わらないうちに遮ってみた。

やっとこさ試合をみるともうすでに前半も終わろうとしている。
前半終了と共に、見やすい席に移動。
しかしホーム試合なのですごい混みようだ。

場所を確保して椅子の背もたれに腰掛けていると(みんな土足なのですげー汚い)
ガラタサライサポーターから声をかけられた。

日本人だ、ということでW杯の話で盛り上がる。
そして、
「ガラタサライの選手をどれぐらい知っている?」
と言われたのでハジを筆頭に現役の選手の
名前をいくつか挙げたら、彼のテンションがあがったらしく、
「他には知ってるか?」
「いや流石に全員は知らない、有名どころだけだ」

というと
「そうか、じゃぁフィールドを見ろ、俺が全員教えてやる!

ということでマンツーマンで「あれは誰々、あいつはどこの代表、あいつもいい選手だ!」とご指導を賜る

そしてやはりイルハン責め(笑)


「イルハン・マンシズ!?」←怒りながら

やっぱガラタサライのサポーターは敵チームだから敵意丸出しなのか。
さらにベシクタシュの話の流れで、フェネルバフチェ(アルゼンチンのオルテガが在籍してた)の話に。

イスタンブールを本拠地にしているチームは3つある。
ガラタサライ、ベシクタシュ、フェネルバフチェだ。
この3つのチームが大体優勝を持ち回りしており、人気も抜群である。
少し都会的なチームカラーを持つベシクタシュに対し、ガラタサライとフェネルバフチェはトルコらしいサッカー
をするということでチームカラーが似ている。


そのためこの2チームは特に仲が悪いらしい(笑)
周りのガラタサライサポーターが「フェネル?ファックだ!」と中指たててた。

ハーフタイム終了後、周りの雰囲気にも押されてかなりテンションが上がっていた俺。
かなり熱心にガラタサライを応援するも、チーム全体がどーもイマイチ切れが悪い。
相手はデニズリスポル、あまり強いというチームではない。
サポーターも椅子をガンガン蹴ってイラついている様子。

…と思ってたらセットプレイからデニズリスポルが先制ゴール
一気に会場の雰囲気が悪くなる。

その後、選手、サポーターともにイライラが募る展開で、イエローカードも6枚ぐらいでる荒れた試合に。
すると、デニズリスポルの選手が嫌らしいプレーでファールを誘った

はい、ここでガラタサライサポーターが切れました。


ペットボトルやゴミが投げ込まれ始め、しまいには会場の椅子も!相撲の座布団とは危険度が違う!
発煙筒もたかれてるー!!生で見るとやっぱすげー!!

結局1−0でガラタサライの負け。

サポーターも意気消沈。
自分もせっかく見に来たのに負けてしまって残念。

で、会場から帰ることに。辺りはすごい混雑で、人だらけ。
スタジアムの近くでドネル・ケバプを買って食いながら歩く。
左手をポケットに入れ、右手で持ち歩いていた。

すると突然トルコ人の若者4、5人に囲まれておしくらまんじゅう状態に。
なんだか良く分からない状態になり、スッと離れていった。
「なんだったんだ?」と思った瞬間に、
「しまった、スリだ!」
と気付く。

が、用心していたのでポケットにはスタジアムの行き方のメモしか入っていなく、後ろを振り向いたらさっきの
若者が俺に向かってそのメモを投げて、「ふざけるな」みたいなことをトルコ語で言っていた。
あー良かった、金とか入れてなくて。

おっと、かなりイルハントークから離れてしまった(あれ?それが主旨?)

トルコ国内での最後のイルハン話。

イスタンブールから帰る前日に、アメリカとイギリスがイラクとの戦争を始めた。
空港はかなりセキュリティーが厳しくなっており、バッグの中はあけてビニール袋の中身も出して
チェックされていた。
さながら同時多発テロの厳戒態勢を思い出させる。

そんななか、その日はもう着る物が無く、お土産のベシクタシュユニフォームを着ていた俺。
チェックでコートを脱ぐと、検査官が
「ベシクタシュか!お前はイルハンが好きか?」
と聞くので
「後ろを見ろ。パンクだ!」
と見せると俺の並んでいたラインの検査官はみなベシクタシュファンだったらしく、

「お前はいいやつだ!」


と歓迎される。そして、

「お前はいいやつだからノーチェックで通っていいぞ」

っていいの?本当に?

まぁとっくに気付いてたけど、トルコ適当だなー。
でもおかげですぐにロビーに入れて楽だったけど。

イルハン尽くしで楽しく(?)過ごせてよかった。


P.S.
トルコサッカーに興味を持った方へ


以下に自分が参考にしたサイトを紹介します。これらのサイトが無ければ多分試合観戦は無理だった。
サイト管理者に感謝。

参考リンク集
http://toraboh.cside.ne.jp/
とら坊さんのサイト。おそらく一番情報が充実していると思われる。
http://www.tff.org/ENGLISH/tff_indexing.htm
トルコリーグ公式サイト。試合日程なんかはここでチェック。
http://celestine.sub.jp/
イルハンを中心にトルコサッカーについてキレイにまとまったサイト。


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トルコ旅行記 その1


トルコ人はとても親切。(おせっかいとも言う)



ある日、イスタンブールで電話をしようとテレフォンカードを買い、電話機に入れる。

が、

なんかうまく入らない。
しかも入ってもなんだかうまく使えない。

ちょっと困っているとドアをコンコンとノックされた。

トルコ人:「どうしたんだ?」
俺:「いや、電話を使いたいんだけどうまくできないんだ」
トルコ人:「どれ、かしてみろ」

トルコ人にチェンジ。
するとその名も知れぬトルコ人はテレカをうまく入れて番号をプッシュ。

で、何かトルコ語で喋ってる。笑ってる。

しばらくして電話を切って、俺に一言

「この電話は大丈夫、問題無く使えるぞ。じゃあな!」

って去っていくトルコ人。

ってオイ、お前俺のカードで勝手に自分の用事話しただけだろ!


いや別にいいんだけど、一言いってくれ!



イスタンブール新市街の風景


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